ちょっと気になって調べてみたら

イギリス人の友人がインドネシアに遊びに行くので帰りに日本にも寄るから遊ぼうと連絡してきました。
その関係の打ち合わせでいろいろとメールやスカイプでやり取りしていましたが、そのときに彼女が「予防接種にお金がかかって大変」という話をしてくれました。

予防接種といえば小学生のころはもうしょっちゅう受けた覚えがあります。
でも大人になっての最近では毎年冬にインフルエンザの予防のために受けるくらいになっています。

友達の話では「日本脳炎破傷風狂犬病・A型やB型の肝炎とかあって、もう大変なのよ」ということでした。
へえ、大変だねと言っていたのですが、そういえば私は海外旅行に行くのに特にそんな心配したことなかったなと思いました。
もちろん渡航先で何があるかわかりませんから旅行保険には入っていくものの使った覚えはありません。

そうすると友達が「ヨーロッパでも狂犬病破傷風の用心はしたほうがいいのよ」と言います。
イギリスの彼女のところに遊びに行くのに予防注射なんてしたことはないので意識したことはありませんでした。
ところがネットなんかで調べてみると、狂犬病は野良犬なんかから感染するだけではないそうです。
キツネやアライグマ、リスなど野生動物からでも感染することがあると知ってびっくりしました。

イギリスの町中の公園や住宅街の庭なんかでもリスは普通にやってきますし、キツネなんかも見かけることは珍しくありません。
公園でリスに餌をやる、なんてこともできたりしますが、考えてみれば相手は野生動物です。
こちらは可愛い、と思って喜んでいても写真を撮る拍子とか何かのきっかけでガブリと噛みつかれることだってあるかもしれないのです。

そう考えると野生動物に触れあうのは可愛いだけではすまないものだなと改めて思いました。

そのほか、破傷風なんかも気を付けるべきだといいます。
破傷風といえば子供のころに3種混合で予防接種を受けたことがあるはずですが、1回受けたらOkというものではないそうです。

私は外国で冒険旅行をしようという勇気のあるタイプではありませんが、トレッキングとか乗馬・海で遊ぶくらいは可能性があります。
例えば旅行会社などから手配して何らかのツアーに参加した場合、ケガをしたときにすぐに適切は処置ができるように用意があると思います。
でも全く個人で友達同士で遊んでいる場合、擦り傷ぐらいはほっておくだろうし運悪く大きなケガをすることがあってもそういう用意はないかもしれません。
せいぜい助けを呼ぶために携帯を持っているぐらいではないでしょうか。

もともと健康に自信があったりすると目に見えない病気の予防のための注射まで気が回るかどうかわからないな、と思いました。

それにしても日本では大丈夫、と思って軽く考えていることでも海外では命取りになったりすることがあると今更ながら思いました。
日本脳炎なんて身近に発症した例もないしそれこそ小学生のときの予防接種での思い出しかありません。
体育館なんかで一斉に受けるので、クラスごとに列に並んで待っていた覚えがあります。
どのお医者さんに注射してもらったら痛くないか、なんて自分よりも先に受けた友達が「アドバイス」のために走り回っていりしていました。
当然先生に怒られていましたが、なんとなく懐かしい思い出でもあります。

旅行の予定はいつもワクワクと楽しいものですが、それも健康な状態で旅行して健康な状態で帰ってくる、ということは大前提です。
友達の話で今度の旅行の計画の時には現地の「病気やケガのときにどうするか・予防のためにできることは何か」も調べることが大切なのがよくわかりました。

保険がお守りがわり、なんて冗談にしていましたが本当に使わなくてすんでいるというのはラッキーだったのかもしれません。

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