大好きな中華粥を超手抜きで作る方法を見つけました

中華粥ってとても美味しいんです。
米粒が煮込まれて、いっぱいいっぱいに水分を吸った挙句、限界突破して砕けます。
この米粒の状態を『花が咲く』と表現するのだとか。花が咲いたおかゆは、口に含んだ瞬間にふわふわと溶けてしまいます。
全く噛まずに飲み込んでしまうのは良くないのでしょうが、食感がたまりません。

そんな中華粥をどうやったらうまく作れるか。
これが意外に難しいんです。
洗った米にたっぷりの水を加えて火にかけ煮る。
いくら炊いてもただのおかゆです。
米粒はちっとも砕けません。
私のやり方が悪いのでしょうが、気長に炊いているつもりなのにちっとも花が咲いてくれません。

一度炊いたおかゆを冷ましてからもう一度煮てみました。
そうすると若干米粒が砕けやすくなったようです。
しかし、これは気の長い話です。

そもそも中華粥を食べたいと思うのは朝です。
朝食に温かい中華粥を食べて、内臓を温めてやりたいと思うのです。
しかし、お弁当も作らなければいけない朝に、中華粥を作るために時間とコンロを費やすわけにもいきません。

ところで私は、お弁当のご飯を前日の夜に弁当箱に詰めてしまいます。
炊き立てのご飯は冷めにくいもので、朝入れると『冷めるまでに時間が』かかります。
お弁当は冷めてからフタをしないと傷みますよね。
おかずはしばらく室温に置けば冷めますが、ご飯はなかなか冷めないんです。
ですので前の日に炊き立てごはんを先に詰めてしまうんです。
ごはんの上にキッチンペーパーを軽くのせてから、ふんわりラップしておきます。
すると翌朝、カチカチベタベタにならない冷やご飯が出来ているんですよね。

話がそれてしまったようですが、ある日の夜です。
いつも通り弁当箱にご飯を詰めたら、炊飯器に少しのご飯が残りました。
そこで、このご飯から中華粥作ってみようかと思いつきました。
しかしこの残りご飯を鍋に入れて炊いても、すぐに中華粥にはならないと知っています。
ましてや鍋とコンロを朝から無駄に塞げません。

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そこで私は、そのご飯が残った炊飯器の内釜に水をドバドバ入れました。
ごはんの塊をほぐす様にして、鶏ガラスープの素を加えました。
それを炊飯器に戻し、スイッチを入れました。
たまたまうちの炊飯器には『おかゆコース』なるものがついています。
このおかゆコースに設定し、ご飯と水と鶏ガラスープの素を炊きました。
待つこと数十分。
炊きあがったので蓋を開けてみました。
…見事に出来上がっています。ご飯粒はしっかり砕けて花が咲いていました。
早速食べてみると、とても美味しいです。
今まで作った中華粥の中で間違いなく一番おいしいものに仕上がりました。
たった一つの間違いは、これを夜に作ってしまったことです。
ダイエット中にもかかわらず、夜食を食べることになってしまいました。

ですが、これなら朝のコンロを占拠することなく、時間を無駄にすることもなく、美味しい中華粥が簡単に作れます。
おかげで気が向いたとき、朝からしっかり中華粥を食べることが出来るようになりました。
大したことではないんです。
でもどのお料理サイトにも載っていないやり方です。
なんとなく大発見でもしたような気分になりました。