病気知らずの私に限ってと思っていました

普段あんまり風邪をひいたり具合が悪くならない人って自分の健康を過信してるところがあると思うんです。私もその一人でしたからよく解ります。小さな頃から健康でしかも丈夫でした。お医者さんにも骨太だねなんて言われる子供でした。スポーツもしていたしめったなことでは寝込んだりしなかったです。
だから三十になった時くらいから生理が酷くなって出血量がどんどん増えた時は自分が何か病気なのかな?とは思いはしたものの正直言ってまさか自分が、、、って思っていました。毎月毎月出血はひどくなるばかりでしかも一週間以上続きます。貧血でクラクラもしていましたしあまりにも出血量が多くて日常生活にも支障をきたしていました。

さすがの私も意を決して産婦人科へ行きました。先生は私の下腹部を触っただけで筋腫かなっと言っていました。すぐにエコーで子宮の中を見た所、かなり大きなボールの様なものが写っていました。サイズはグレープフルーツくらい。先生もよくここまで生活していたね!と驚いていました。しかしこれは筋腫としてはもう大きくなり過ぎていました。もし私が閉経した年配の女性だったなら手術は必要無かったでしょうがまだ三十になったばかりで子供もいない私にはもしこのまま筋腫を取らないでいると子宮を全摘出しなければばらばくなると言われました。

泣きながら母に電話しました。母も驚いていました。この年でそんな大きな筋腫なんて誰だって驚きます。先生の勧めですぐ手術をした方がいいということで検査の日々が始まりました。血液検査から性病検査を繰り返し受けました。でも私の中でがん検査が一番いやでした。精神的にです。先生に何度もなぜがん検診をしなければいけないのか聞きました。もしかして自分は癌の可能性があるのかと思ったからです。先生の答えは手術を始めてみて筋腫じゃなくて癌だったら困るからこういう一通りの検査は普通ですとのことでした。
はっきり言って一番辛かったのは手術前の検査の日々だったかもしれません。不安と恐怖で押し潰されそうでした。手術をしてしまえば例え痛くてもあとは回復のために頑張るだけですからね。

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