手術をしない治療法もあります!!

      f:id:ayano6718:20141110180535j:plain

椎間板ヘルニアとは、背骨の椎骨と椎骨の
間にあるクッションのような役目をしている
椎間板の一部が飛び出すことを言います。
ヘル二アとは、「何かが飛び出す」という意味です。

この飛び出した椎間板の一部が神経を圧迫する
ことによって腰や足に激痛を起こすのが椎間板
ヘルニアです。椎間板ヘルニアの発症原因は、
姿勢の悪さ等日常的な動作が引き金となる場合
もありますが、遺伝的な要因も多く、また加齢
に依って椎間板や骨が老化することによっても
起こります。

この中で、日常的な動作が原因のものとは、
例えば腰を捻ったり、中腰の姿勢で重いもの
を運ぶ長時間座ったままでいるなどです。
こういったことを繰り返していると、背骨に
負担がかかり椎間板ヘルニアの原因となること
があります。

    f:id:ayano6718:20141110181356j:plain

加齢に依る骨の老化は誰にでも起こりうる
原因ですが、偏食を改め、カルシウムを意識的
に摂るようにすることが大切です。

椎間板ヘルニアを治すには、まず正しい姿勢を
取ることから始まります。背骨は身体にかかる
力をうまく分散させる為に、S字カーブして
います。このS字カーブに無理が掛からない
ような姿勢を取る様に、日頃から気を付けること
が大切です。

強い痛みを伴う椎間板ヘルニアですが、治療法は
いくつかあります。まず、手術をしない保存療法
です。椎間板ヘルニアは自然治癒する場合もある
ので、初めは保温療法が取られます。

  1. 神経ブロック

痛みを抑える為に局所麻酔やステロイド注射
打ちます。

  1. 薬に依る痛み止め

ステロイド鎮痛消炎剤や筋弛緩剤を使って
痛みを抑えます。

  1. 理学療法

痛みが和らいだら、筋肉を強化する体操をしたり、
身体を牽引したりして、痛みが再発しないように
します。

次に、保存療法で痛みが取れない場合や日常生活に
支障がある場合に行われる手術療法です。

  1. 後方椎間板切除術

痛みの場所を背中から切り開き、ヘルニアを切除
する方法です。

  1. 椎間固定術

金属等で骨を固定する方法です。腰痛が特に酷い
場合に1と一緒に行われます。

  1. 経皮的椎間板療法

背中を切開しないでヘルニアを切除する方法ですが、
この手術に適応するヘルニアのタイプは限られます。

また、レーザーを使う場合は保険が利きません。
椎間板ヘルニアは痛みが強いので、とても辛い
病気です。加齢など仕方のない面もありますが、
出来るだけ日頃から正しい姿勢を取ることで、
椎間板ヘルニアにならないよう気を付けたいものです。